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【医療×YouTube】新たな可能性 注目すべき 医者YouTuber 第1弾 4選

昨今どんどん身近になっているYouTube。日本の小学生が将来なりたい職業1位にYouTuberがランクインするなど、今や確固たる地位を獲得したコンテンツだ
YouTube一筋で生計を立てているYouTuberもいるが、本業をしつつ動画配信を行うYouTuberもいる。

多忙を極め真面目な職業であるイメージの強い医療従事者も例外ではなく、医療系YouTuberを目にする機会が増えてきた。

YouTubeを利用して医療に関する知識をより多くの人に広めたい、そんな思いで活動する医療系YouTuberたち。今回はそんな医療系YouTuberの中から、医者YouTuberに焦点をあて紹介する。

医学部受験 MEDUCATE TV (ドラゴン細井/細井龍)

形成外科医・美容外科医でありながら医学部受験専門予備校「MEDUCATEを運営、自らも講師をしており教育にも携わっているドラゴン細井先生。

そして2020年3月には美容クリニックである「アマソラクリニック」を開業した。

YouTubeの内容としては医学部受験に関するものがメイン。また、多くの医学生とコラボし医学部生活や受験についてリアルな声を届けている。

 

医学部受験者の増えている現代において、ドラゴン細井先生の発信する情報は医学部受験者本人やその家族にも需要があると思われる。

医学部受験を実際に経験した医学生の受験体験談、そしてその後の医学生としての生活を発信することで医学部受験者のモチベーションアップにもつながるのではないだろうか。

内科医 橋本将吉 からだプラン ドクターハッシー

内科医として働く傍ら、ドラゴン細井先生と同様に教育にも携わり医学生の留年・放校対策に特化した個別指導塾「医学生道場を運営しているドクターハッシー。

患者に医学知識を持ってもらうために、楽しくわかりやすく医学知識を発信することをモットーとしており、YouTubeは疾患の解説予防法などがメイン。他には病院にくるクレームなどおもしろエピソードシリーズもある。

定期的に生配信もしている。

 

とにかく親しみやすいキャラクターで親近感が湧く。動画はわかりやすくユーモアも交えており、医学を学んでいない人にも見やすい動画になるよう工夫している。

エンタメ系YouTuberへきちゃん☆トラちゃんのチャンネルにも出演していたようだ。

ドクターハッシーの動画を見て人々の疾病予防への意識が高まったり、何か疾患を疑ったときに自身の症状を分析・理解してから病院に来れる人が増えたりすれば患者自身にとっても現場の医療従事者にとってもメリットが大きいだろう。

メンタルドクターSidow

世間でまだまだ差別や偏見のある精神科領域の疾患とその患者たち。

精神科医であるメンタルドクターSidowは、人々の誤解や偏見を解くべくYouTubeで精神疾患に関する正確な説明、そして精神疾患患者への接し方に関する動画を配信している。

エンタメ系YouTuber JJコンビとコラボしており、動画の中ではメンバーであるジョージさんとジローさんをADHDかどうか診断している。

精神疾患があっても自分で気付くことができない等の理由により、精神科受診に来られず適切な治療を受けられていない人は多々居るのだという。
メンタルドクターSidowの動画を参考にして、精神疾患や患者への理解が深まれば自分や身近な人の精神疾患の早期発見につながる。そして精神疾患患者への接し方がわかれば病状を悪化させてしまうようなことも減るであろう。

また2020年4月には、先ほど紹介したドクターハッシーとコロナウイルスについて緊急ライブ配信を行っていた様子。医者同士の意見交換を動画で見られるというのは視聴者にとって興味深くありがたいものだ。

東京ヒヤリハット

今回紹介する医者YouTuberのなかで唯一のグループYouTuberである東京ヒヤリハット。

医療系YouTuberの中でもグループYouTuberはまだ少ない印象であり、医療系グループYouTuberのパイオニアとして活躍してほしいところである。

メンバーはこくろー先生(画像上段サングラスの男性)、れく先生(動画に出演はされていない様子)、いかんせん先生(画像下段向かって左の男性)、きよすけ先生(画像下段向かって右の男性)の4人。いかんせん先生ときよすけ先生は2020年4月に研修医になったばかりだ。

動画では彼ら自身の生活(学生時代の試験や就活、タワマン購入など)をありありと発信している。若手の医者によるありのままの日常を、視聴者にとって親近感を持って楽しめるのが特徴だ。

また先述のドラゴン細井先生、メンタルドクターSidowとコラボして人気テレビ番組企画を模倣した動画を配信しており、医療系YouTuberの配信動画としては新鮮なものであった。

 

2019年7月に開設されたチャンネルで、チャンネル登録者数は1810人(2020年4月時点)とまだ少ないがこれからの伸びに期待。

まとめ

今回紹介したのは多数いる医療系YouTuberの中でもほんの一部だが、どの医療系YouTuberも「自身の持つ知識を届けたい」「医療で人々の暮らしをよりよくしたい」そしてそれを「より多くの人に伝えたい」という思いがあるのだということがひしひしと伝わってくる。

中でも医者・医学生YouTuberは「疾患に関する知識を詳しく具体的にそしてわかりやすく人々に届けたい」、そして自らと同じように「医師や医学生を目指す人々を応援したい」という思いが強いことも特徴的だ。

彼らが情報発信の手段を考えたときに、無料で手軽に見れて、なおかつ今や多くの人が視聴するコンテンツとなったYouTubeを活用するのは必然的な流れであるだろう。

人々が知識を得れば患者自身にとって良いだけでなく現場の医療従事者の負担軽減にもつながるのだ。

より良い日本のために、これからも医療系YouTuberが人々と医療の架け橋になってくれることを願う。

この記事を書いたのは

中尾れたす

医師、112回不合格、113回合格。医療エンタメトップライター、編集もこなしエンジニアとしても活躍。国試合格後、喜び勇んで初期臨床研修を始めるも半年で研修中断。そんな中折れ研修医がこれからどう生きていくのか臨場感をもってお届けする。臨床研修医を中断するにはどうすればよいのか、そして再開するにはどうすればよいのかを伝える。

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