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医学生がマッチング対策で初期研修病院見学をすべき3つの理由

「医師国家試験対策、病院実習、部活などで忙しいのにマッチング対策なんてしていられない」

そんな医学生がついついやってしまいがちなのがマッチング対策の後回しです。
しかし、忙しい医学生が限られた時間の中で自分に合った初期研修病院を選ぶのはとても難しく、医師としてのキャリアのスタートで躓かないためには効率よくマッチング対策を行う必要があります。

初期研修病院見学はマッチング対策の第一歩になります。
今回の記事では医学生時代に北は秋田から南は福岡まで全国の20以上の病院を見学した私が、医学生がマッチング対策で病院見学をすべき理由について解説します。
それぞれ具体的に解説し、最後にコロナ禍で病院見学が難しい場合の対処法について提案します。

病院見学しないと手に入らない情報がたくさんある

早い人は医学部2年生から、遅い人でも5年生くらいにはマッチング対策を始めると思いますが、ホームページやレジナビなどの説明会で手に入る情報には限界があり、実際にその病院に行ってみなければわからないことがたくさんあります。
たとえば、働いているスタッフの雰囲気は病院ごとに大きく異なります。
初期研修医や上級医だけでなく看護師などコメディカルスタッフの雰囲気も病院によって違います。
医学生に人気の初期研修病院では、修医を育てる雰囲気が病院全体にあるため、医学生が見学に行った時も医師だけでなく医療スタッフが丁寧に対応してくれます。

また、実際の診療の場面をみることで患者さんがその病院にどういう印象を持っているかも垣間見ることができます。

さらに、初期研修医の雰囲気もとても重要です。
学年ごとに多少異なることもありますが、楽しそうに働いている初期研修医が多いかどうかをみることもできますし、実際に働いてみた感想も聞いてみることができます。
運が良ければマッチングの過去問も初期研修医からもらえるでしょう。

病院外の情報も重要です。
実際に初期研修で2年間過ごす街になりますので、過ごしやすい環境かどうかをチェックすることができます。
マッチング対策ではつい初期研修の仕事内容のことだけに集中してしまいがちですが、2年間のうち病院内ですごすより病院外で過ごす時間の方が長い人がほとんどでしょう。
その街に住むことを想像して病院を選ぶことができます。

私が実際に見学した病院の中には、
学生担当の事務職員が一般的な研修内容と診療科の説明だけをして病院見学が終わってしまったところもあれば、初期研修医の先輩にホームページには書けないような実際の研修生活の良いところ悪いところを包み隠さず教えてくれたところもありました。
実際に足を運ぶことでしかわからないことがたくさんあると実感しました。

マッチングに有利になる

これはいうまでもないことですが、採用する側としては当然病院見学などで顔見知りの医学生の方が安心して採用できます。
医学生の中には「私は医学部の成績が悪いから人気の初期研修病院にはマッチしない」と考える人がいますが、採用する側が最も重視しているのは成績よりも

トラブルなくちゃんと2年間の研修を終えられそうか

です。
考えてみればわかることですが、どんなに優秀な初期研修医でもその病院にメリットになるような業績を二年間で残すことはあまり期待されていません。
それよりも、社会人としてちゃんとコミュニケーションがとれて円滑に仕事ができそうな人かどうかがはるかに重要です。
病院見学で人間関係を作っておけば、面接でも話題が広がりますし、お互いに安心感を共有することができます。
想像してみてください、採用面接で初対面の人に質問されるのと、見学で一度顔を見た人と話すのでは後者の方がより緊張せずに自分をアピールできると思いませんか。

私が研修した病院では入職後に学生担当の部署の人が

見学にきていることはもちろん、回数やその時の態度を評価して採用を決めている

と言っていました。
また実際の面接試験の時も、に見学に行った初期研修病院と比較してその病院がどういう印象だったかなど病院見学に関する話で盛り上がりました。

医師国家試験対策のモチベーションになる

医師国家試験対策が始まると、病院実習やポリクリや医師国家試験対策勉強ばかりになり、日常生活が短調でストレスが溜まりがちです。
遊びに行こうとしてもどこか後ろめたさが残り心から楽しめないこともあります。
そういうときに病院見学をすることで、勉強部屋・自宅・大学周辺だけで完結してしまいがちな生活を積極的に抜け出すことで気持ちがリフレッシュします。
初期研修病院見学はマッチング対策の一環ですから、後ろめたさもないどころかむしろ周りと勉強意識の差をつけることもできます。
また実際に病院見学することで初期研修の二年間をより具体的に想像することができるようになります。
病院実習やポリクリとは違った立場で診療の現場を見ることで、教科書の知識を活用する場面を想像することができるためより実践的な視点で勉強を進められるだけでなく、国試を乗り切れば新しい生活が待っていると想像するだけで国試勉強のモチベーションになります。

私は実際に病院見学に行った際、救急外来の見学で初期研修医の先生の質問にうまく答えられなかった苦い経験があります。
すでに医師国家試験対策で勉強していた内容にも関わらず、いざ診療現場に出るとその知識と診療を即座に結びつけることができず、どういう場面で使うのかを想像して勉強することの重要性を実感しました。

最後に

コロナ禍で病院見学が難しい場合の対処法について提案します。
「病院見学には行きたいけど、感染対策などで都合がつかず見学ができない!」
という医学生もたくさんいるでしょう。
その場合は、病院単位で行っているweb説明会を利用するか、web説明会がない場合には正直にその旨を病院に伝えてみましょう。

マッチングに参加する医学生は皆同じ条件です。
web説明会に参加することができれば、行き帰りの時間や交通費・宿泊費などのコストも抑えられてむしろプラスにはたらく可能性もあります。
web説明会がない場合には興味のある病院に、見学に行きたいが大学などの規制のため不可能であることを思い切って伝えてみましょう。
結果的に見学が無理だったとしてもその病院に興味を持っていることをアピールできます。
もし仮に冷たくあしらわれた場合、その病院には応募しないというのも考えてみましょう。
初期研修医を育てる環境のある病院は医学生を大切にします。

病院見学を考えた時点で状況が許すようであれば、次またいつ病院見学ができなくなってしまうかわからないため行ける時期に行っておくのが得策です。
(編集註:執筆いただいた時期はコロナの影響で病院見学を中止しておりました)

まとめ

この記事では、医学生がマッチング対策で初期研修病院見学をすべき理由をまとめました。

マッチングでは自分が病院を選んでいるというスタンスを持ちつつ、採用する側の視点で自分を客観的に評価することが重要です。
病院見学で直接病院と繋がりを作ることはその第一歩となりますので、必ず病院見学をしましょう。
状況が許す限り複数施設、複数回をお勧めします。

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